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ガラスを使って、表情豊かなインテリアを楽しもう

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ガラスというと、一番に思い浮かぶのは、窓。でもガラスが活躍する場は、建物の窓だけではありません。近年では特にデザインガラスを使用したインテリアが増加傾向にあります。またデザインガラスだけでなく、様々な用途に役立つ高機能ガラスも発売されています。今回は、そんなガラスについてご紹介します。
ガラスの種類
フロートガラス
フロートガラスとは、最も一般的なガラスのことです。建物の窓や家具の棚板、テーブルトップ等に使用されるのは、通常このフロートガラスが多く、ガラスの中で最も流通量の多いものです。別名透明ガラスとも呼ばれていますが、実はほんのり青(緑)みがかかっており、小口を見ると色がはっきりとわかります。色のない透明なガラスは高透過ガラスと呼ばれるもので、店舗のショーケース等に使用されています。価格もフロートガラスに比べ高額になります。ガラスといわれると無色透明なものをイメージする方も多いと思いますので、豆知識として覚えておくと良いでしょう。流通量の多いことから、価格もとても安価です。
型板ガラス
型板ガラスは、ガラス片面の表面に凹凸の加工が施されており、視線を柔らかく遮ることができるガラスです。模様のついたローラーを使いガラス表面に模様を施すロールアウト製法と呼ばれる方法でつくられます。このガラスを通して反対側に置いたものを見ると、設置物がぼんやりとぼけて見えます。窓やドア、間仕切り等に使用すれば、視線を柔らかく遮りつつもガラスの向こうの空間の広がりや光を感じさせることができます。模様により霞、梨地などの種類があります。
デザインガラスのバリエーション

ガラスには上記の他、チェッカーガラスやモールガラス、カラーガラス等、インテリアのアクセントとなる様々なデザインガラスがあります。型板ガラスのように、光を通しつつ視線を遮ることができるものが多いので、間仕切り等として有効です。また、1種類だけでなく組み合わせて使用することで、新たなデザインの表情をつくることができます。例えばステンドグラス等は、複数のカラーガラスを組み合わせることでつくりあげられます。目的に合わせて検討してみましょう。

機能ガラスのバリエーション
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ガラスはデザインだけでなく、機能も重要です。 網入りガラスは、別名防火設備用ガラスとも呼ばれ、火事の起こった際にガラスの破片が飛び散るのを防ぎます。建築関連法規にて、この防火設備用ガラスを使用しなければならない場合が定められています。防犯ガラスは、ガラスとガラスの間に複数のフィルムを挟むことで、侵入者から衝撃を受けても貫通しにくい、防犯性能を高めたガラスです。防犯に不安のある環境の場合は、こういったガラスを使用すると効果があるでしょう。またLow-E複層ガラスと呼ばれるガラスは、日差しや紫外線をカットする遮熱効果があったり、冬は室内の熱を、夏は冷房により冷やした空気を逃がさず断熱効率の高い断熱効果のあるアイテムです。家づくりに上手に取り入れ、省エネで快適な室内環境をつくりたいですね。

ガラスを使ったインテリアアイデア

どんなガラスが存在するか理解したところで、次はインテリアへのガラス活用アイデアを考えてみましょう。

部屋と部屋の間仕切りに
通常部屋同士を仕切り空間を分ける場合は、壁をつくったり、可動式が良い場合は引き戸を数枚並べることで簡易的な間仕切りしますが、そんな通常の間仕切り方法ですと空間を分けると共に光の通路も遮られ、場合によっては物理的な部屋の広さよりも狭く感じてしまうことがあります。こんなときはガラスを間仕切りに使う方法があります。ガラスの壁で空間を分ければ光が通り、空間を分けても部屋の広がりを感じることができます。もし視線の遮りたい場合は、型板ガラスのように模様の入ったガラスを選択すると良いでしょう。光の抜けは感じつつ視線は遮ることができるので、一石二鳥です。例えばリビングの隣に書斎を置いたり、ベッドルームを置く場合に、このような視線を遮りつつ光の抜けるガラスの間仕切りを配置すると
階段の間仕切りに
近年増えているリビング階段のようなオープンタイプの階段スペースは、光や面積の確保という点では優れていますが、一方で空間が繋がってしまうため空調の効きが悪かったり音が伝わってしまうといった問題があります。そんな場合は、階段の壁をガラスでつくるという方法があります。オープンタイプの階段のような空間の広がりや採光を得られる一方で、空気の流れや音は遮断されるという優れた効果があります。
床の一部に
強化ガラスを使用すれば、ガラスを床に使うこともできます。この方法は、上階の光を下階へ取り込むのに有効な手段です。吹き抜けをつくると空調や音の問題が発生したり、吹き抜け分の床面積が減ってしまうデメリットがありますが、床の一部をガラスとすれば、これらの問題に悩むことがく吹き抜けに近い採光効果を得ることができます。
インナーテラスに
最近では、リビングの一部等にインナーテラスを設置する住宅も増えています。しかしテラス部分は直射日光が当たったり、洗濯物を干したときには湿度が高くなったりと、リビングとは気候環境の違った空間となります。そこでテラススペースとリビングスペースをガラスで間仕切ることで、快適なリビングにいながら、テラスに置いたグリーンなどを見て楽しむことができます。

いかがでしたか?以上、ガラスの基礎知識についてご紹介しました。
小坂建設では、経験豊富なプランナーや一級建築士が様々なご相談に丁寧にお応えします。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。

2018.09.14