テラスに似た言葉に、「バルコニー」と「ベランダ」があります。人によってはこれらの違いが分からず、実は自分がつくりたいと考えているものはテラスではなくバルコニーだった、という人もいるかもしれません。ここでは、どんなものがテラスに当たるのかご紹介します。
テラスやバルコニーの設置場所
テラスをつくる、といっても設置する場所は様々です。そしてどんな場所につくるかによりこだわり方も変わってきます。ここでは、いろんな場所に設置するテラスの例を見てみましょう。
- 庭に設置する
- テラスといえば、最も一般的な位置が庭につくるものです。
玄関と建物の間にある庭、建物を挟んで玄関の反対にある庭など、家により庭の位置は様々ですが、そういった庭にテラスを配置しリビング等から直接アクセスできるつくりとするものが最もポピュラーなものといえます。
一方、4方を建物に囲われた中庭にテラスを配置するという方法や、コの字型に配置された建物の内側にテラスを置くという形もあります。このようなテラスは、通常の庭に配置するものに比べ周囲を建物に囲われる形となるためプライバシーを確保する効果が高いといえます。通常の庭に配置するテラスの場合、建物のない3方向は近隣から見えてしまう形となります。
対策としては塀等で周囲を囲いプライバシーを確保することが可能です。
- 2階以上に設置する
- 囲う以外のプライバシーの確保方法としては、2階以上に広い外部スペースを設置する方法があります。この場合はテラスではなくバルコニーとなりますが、周囲の建物よりも高い位置にバルコニーを設置することで、近隣の視線を遮断することができます。
逆にバルコニーからの眺めも、近隣から視線を遮るものがないため、空を独り占めしたかのようなプライベート感を手に入れることができます。
- ルーフバルコニー
- 2階以上に設置するバルコニーと同じ考え方で、屋上にバルコニーを設置するという手段もあります。
家の形態により可能不可能が分かれるところですが、ルーフバルコニーであれば広々とした空間を確保することができ、アウトドア用のソファセットを置くことができたり、一度に複数の友達を呼ぶこともできます。
立地がよければみんなで花火鑑賞、なんてこともできるかもしれませんね。
- バスルームから繋がるテラス(バルコニー)
- 通常、リビングからアクセスできる形にテラスをつくることが多いですが、バスルームにこだわりのある家づくりを計画する人におすすめなのが、バスルームからアクセスできるテラス(バルコニー)です。
バスルームの場合は特にプライバシーをしっかり確保しなければなりませんが、専用のテラスに差し込む自然の光や植物を見ながら入るお風呂は格別なものがあります。
- インナーテラス
- これまでは建物の外部にあるテラスやバルコニー等についてご紹介してきましたが、最後にもう一つ、インナーテラスをご紹介したいと思います。
インナーテラスとは、その名の通り建物内部もしくは半内部の空間に設置されたテラスのことです。通常大きな開口部に面し、光や風の通りの良い空間となります。
テラスやバルコニーと比べ外部の天気や気候からの影響が少ないため、雨の日でも洗濯物を干すことができたり、植物を育てるのにちょうど良い場となります。
外部のテラスと同様にテーブルセット等を置いて読書や食事を楽しむ空間としたり、ハンモックを取り付けてお昼寝スペースにするのも素敵ですね。
家にいながら外の雰囲気を楽しみたい、という人にはインナーテラスがおすすめです。
いかがでしたか?以上、テラスの知識や様々なタイプについてご紹介しました。
どんなテラスがライフスタイルにぴったり合うか、ぜひ家族で話し合ってみてください。
小坂建設では、経験豊富なプランナーや一級建築士が様々なご相談に丁寧にお応えします。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。
2018.07.31