1日の疲れをリセットする。ぐっすり眠れるベッドルームづくり
住宅の中で一日の最後に使う場所である、ベッドルーム。
「眠っているときが一番好き」という方も多いのではないでしょうか。
快適な睡眠を実現するためのグッズなどもたくさん販売され、睡眠の大切さが改めて見直されている昨今、家づくりにおいても、寝室計画はとても重要なものです。
ゆっくり身体を休めることのできる寝室をつくり、快適な朝を迎える生活を送りたいものです。
部屋の広さやレイアウト・照明など、寝室をつくるうえで考えるべきことはたくさんあります。
今回は、そんなベッドルームづくりに役立つ知識についてご紹介します。
ベッドルームの広さとレイアウトの種類
寝室を使う人数や誰が使うかなど目的に合わせて広さやベッドの配置を考えてみましょう。
- 4.5畳のベッドルーム
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4.5畳の広さのベッドルームの場合、シングルベッドやダブルベッドを1台置くことが可能です。
中央にダブルベッドを配置した場合、両サイドの空きスペースは約65cm程度となり、ちょうど人の通路として使える分が確保できます。
いずれかの壁に寄せておけば、サイドテーブル等を設置することも可能です。
いずれにしても4.5畳の広さの場合は、他の家具を置くスペースの確保が難しいため、睡眠をとるためだけの部屋となる場合が多いです。
また4.5畳の広さの部屋の場合、配置によってはドアの開閉ができなくなってしまう可能性があるため、事前によく確認しておきましょう。
- 6畳のベッドルーム
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ダブルベッドは2人で使用すると、一緒に眠る相手のちょっとした動作が伝わり睡眠が妨げられる場合があります。
その場合は、もっと大きなベッドを選択するのも良いですが、シングルベッドを2台並べて置くのがおすすめです。
シングルベッドを2台並べておく場合はスペースが必要となるため、6畳以上の部屋の広さが必要となります。
6畳の部屋の場合は、ダブルベッドを設置するとスペースに余白ができるため、ドレッサーやちょっとしたデスク等、寝室以外の機能を付加することができます。
- 8畳のベッドルーム
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8畳の広さのあるベッドルームの場合は、広さにゆとりがあり、クイーンサイズのベッドを置いてもゆったりとしたレイアウトとなります。
シングルベッドを離して2台置く場合は、8畳の広さがあれば両サイドとベッドの間に70cm以上の通路を確保することができます。
また部屋形状が長方形となる場合が多く、睡眠スペースと書斎スペースなどスペースを分けて使いやすくなります。
- ベッドの周囲に必要なスペース
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レイアウトを考える場合には、ベッドを置くスペースだけでなく、人の動くスペースやドア、扉の開け閉めに必要なスペースが必要となります。
忘れずにスペースを確保しましょう。
人の動作・・・通常60cm程度のスペースがあれば、問題なく通路として使用できます。
収納の扉・・・個々の収納の寸法によりますが、通常開き扉であれば90cm程度、折り扉等の場合は50〜60cm程度確保が必要です。
照明
快適に睡眠をとれる場所をつくるためにも、寝室の照明計画はとても重要です。
基本は、睡眠をとる体勢になったときに、明かりが気にならない配置を行うことです。
それでは、ポイントを見てみましょう。
- ダウンライト、ブラケットライト
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これらの照明は、配置によっては横になったときに光が直接目に入ってくる可能性があります。そのため、設置場所や方法に注意が必要です。
- スポットライト
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スポットライトは、ダウンライト等と違い光の角度を自由に変えることができるため、おすすめです。
竣工後も気になる場合や気分を変えたい場合は気軽に角度を変えることができます。
- テーブルライト、フロアライト
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設置も容易で自由に場所を変えることもできるテーブルライトやフロアライトもおすすめです。
同じベッドで眠る人がいる場合でも気にせず使うことができるのも魅力の一つです。
- フットライト
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ホテルではよく見かけるフットライトですが、夜中起きる場合や真っ暗だとかえって眠りにくい方にもおすすめです。
フットライトは廊下や階段にも同様に設置すると、夜でも足元に不安なく移動することができます。
また、調光機能のある照明を選んだり、リモコンで操作できるタイプを選ぶことも良い方法の一つです。
収納
ベッド周りの収納も、工夫次第で様々な可能性があります。広さや目的に合わせぴったりのものを選びましょう。
- ベッド下
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隙間スペースを生かした収納として効率が良いのが、ベッド下収納です。
ベッドによっては収納部が付属のものも販売されており、現在では一般的なものとなっています。
収納が付属のベッドでない場合も、キャスター付きの収納ボックスやインテリアに合わせて素材を揃えたボックス収納等を使い、自分好みにおしゃれに収納をつくってみましょう。
- ヘッドボードやウォールシェルフ
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ベッドのヘッドボード付近も、収納をつくるのに絶好の場所です。
こちらもヘッドボード部に収納の付いたベッドが販売されている他、壁自体に収納をつくってしまう等、様々な収納確保の方法があります。
ヘッドボード付近に収納をつくると、寝転がった状態で収納物を手にとることができるため、とても便利です。本等インテリア小物を並べてみるのも素敵ですね。
以上、ベッドルームづくりの知識についてご紹介しました。
小坂建設では、経験豊富なプランナーや一級建築士が様々なご相談に丁寧にお応えします。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。
2018.03.13