内装だけじゃない!理想の家づくりのためのエクステリア
家づくり、というと建物の内側ばかりに気を取られ、つい後手に回してしまいがちのエクステリア。でも理想の家を実現するには、庭づくりをしっかり行っていないと、せっかく大きく確保した開口も意味のないものとなってしまうかもしれません。またフェンス等の設置を忘れてしまうと、周囲の視線が気になって安心できる家ではなくなってしまう可能性もあります。
そんなことが起きてしまわないためにも、今回はエクステリア計画に役立つ基礎知識を一部ご紹介します。
エクステリアとは
エクステリアとは、インテリアが室内の装飾を示すのに対し建物外側全体を示す言葉です。つまり、門や玄関に繋がるアプローチにはじまり、庭や照明・表札等を総称するものです。
多くの方が、まずは建物自体の計画を進め、エクステリアは後手となりがちです。そのためエクステリアの予算を確保していなかった、という方も多いのではないでしょうか。しかし、理想のインテリアに合うような素敵なエクステリアづくりにはそれなりの費用がかかります。一般的な予算としては建物の建築費の1割程度が目安ですが、どんな計画を立てるかにより価格は変わります。たとえば緑溢れる庭にウッドデッキがつくりたい、おしゃれなタイルを敷きたい、防犯用の機器を設置したい等、どんなことを実現したいのか具体的にイメージし、予算と比較して検討していきましょう。
プランニング
プランニングを行う上で、まずはエクステリアにどんなスペースが必要か考えてみましょう。具体的には、まず門から建物玄関までのアプローチスペース、駐車場スペース、窓の向こうに植栽を楽しんだりテラス等を設置する庭スペース、洗濯物干しやゴミ置き場として使用する家事スペース等、機能毎に分けて計画すると良いでしょう。
計画のポイント
- 門、玄関アプローチ
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玄関アプローチとは、門をくぐってから建物玄関に至るまでの空間のことです。まず最初に目に入る部分となるため、来客時にも自慢できるアプローチとしたいですよね。また、デザイン以外にも、防犯・プライバシーの確保、車いすを使用する予定のある場合はバリアフリー、雨天時のための屋根や水はけ等のポイントを念頭に入れ計画すると良いでしょう。
- 塀、フェンス
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一言に塀やフェンスと言っても様々な種類があります。基本的には、建物やエクステリア全体のデザインに合わせたものを選ぶのが良いでしょう。塀には、外からの視線を遮る役割がありますが、厚い壁で全体を覆ってしまうと圧迫感のある場合もあります。そんなときは、視線の高さを中心に部分的に設置したり、隙間のあるタイプや半透明の素材のフェンスを設置するのも良いでしょう。また植栽と組み合わせてデザインするのも素敵ですね。塀やフェンスにはその他、生け垣やコンクリートブロック等もあります。
- 駐車スペース、ガレージ
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駐車スペースも、用途に合わせタイプを選ぶことができます。自動車をむき出しのまま置くオープンタイプの他、屋根のみ設置する屋根付きタイプ、車庫の中へ自動車を置くガレージタイプ等があります。ガレージタイプでは自動車を置いていない部分は物置として使えたり、洗濯物を干す等様々な活用法があり便利です。ガレージタイプのように囲われているものほど防犯性は高いですが、その分価格も上がります。カーゲートと呼ばれる駐車場入口の門を取り付ければ、オープンタイプの駐車スペースでも防犯性が高くなります。
また屋根を設置する場合、柱のある駐車場スペースは建築物扱いとなるため建ぺい率・容積率の算入対象となり、建築の確認申請が必要となります。専門家へ事前にしっかり相談しましょう。
- ウッドデッキ、テラス
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庭づくりの中で増えているのが、ウッドデッキやテラスを設置し、庭を活用した生活を楽しむことです。ウッドデッキは、リビング等の床と同じ高さで設置することで、リビングを延長した半屋内のような感覚で使うことができます。また、四方をガラスに囲われた空間とすれば、サンルームもできます。一方テラスは、タイルや石等の使われることが多いのに加え、屋外の地面と高さの差があまりなく、ウッドデッキと比べると「外」という感覚で使用されるものを示します。
最近では屋外用にも使用できるデザイン性の高いソファやテーブルも販売されており、お部屋のインテリアを考える感覚で屋外空間をつくってみるのも良いですね。
防犯
犯罪に巻き込まれないためにも、エクステリア計画時に防犯対策を行っておくのは非常に重要なことです。周囲の視線を気にし過ぎると侵入者が塀の内側に入った場合に外から見つかりにくくなってしまうので、注意が必要です。また侵入者が簡単に越えることのできない塀を設置することも大切です。例えば棘のある植栽を使うこと等も手の一つです。また夜間は更に死角ができやすいため、センサータイプの照明等を検討すると良いでしょう。
以上、エクステリアの知識の一部についてご紹介しました。
その他にも照明や植栽、表札・ポスト等の器具の設置等、エクステリアで検討すべきことは多岐に渡ります。専門家とよく相談し、インテリアに負けない素敵なエクステリアを実現しましょう。
小坂建設では、経験豊富なプランナーや一級建築士が様々なご相談に丁寧にお応えします。
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2018.01.15