窓の種類

窓の取り付け位置

掃き出し窓

窓下部が床に接地するタイプの窓です。
現在では、リビング等から庭やベランダへ直接出ることのできる、大きな引き戸タイプの窓が多いですが、もともとはほうきで掃除をしたときに塵を外へ掃き出したことからこの名前が付いたというもの。
テラス窓とも呼ばれます。
採光・通気共に大きく取ることができるため、やはりリビング等の光をたくさん取り入れたい部屋に向いています。
人が容易に入ることができることから防犯面には弱く、しっかりとした対策を立てる必要があります。

腰窓

掃き出し窓に対し、窓下部が床から90cm程度の高さにある窓のことを指します。
これは、人が立っているときの腰の高さを示しています。
腰より低い位置のものが外から見えないため、防犯面では掃き出し窓より優れているといえます。
また掃き出し窓よりも窓面積が少ない分、空調効率も良いというメリットがあります。

肘掛け窓

床に座ったときにちょうど肘をかけられる、36〜45cm程度の高さにある窓を指します。
和室等に良く使用されます。

地窓

窓下部が床に接地するタイプの窓ですが、掃き出し窓に対し小さいものを指します。
光の入り方が特徴的で、和室とよく合います。
また外部からの視線を気にする必要がないこともメリットの一つです。

高窓

採光や排煙の目的のため、部屋の高い位置に設置される窓です。
別名ハイサイドライトとも呼ばれます。
人の侵入が困難なため、防犯性に優れていると共に、外部の視線も気にならないタイプの窓です。
また窓下部に広い壁面をつくることができるため、高さのある家具を配置する場合にぴったりです。

天窓

屋根や天井に取り付けられる窓のことで、他にルーフウィンドウやトップライトとも呼ばれます。
屋根に設置するため、通常の窓に比べ光を多く取り入れることができます。
採光のみを目的としてFIX窓を設置する場合と、換気や排煙も目的とする開閉のできる場合があります。