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上手な間取り計画で実現する、居心地の良い住まい

間取りイメージ
注文住宅を建てる際、使い勝手の善し悪しに大きく影響する間取り計画。平面図を眺めながらマイホームを想像するのはとても楽しいことではありますが、失敗すると不自由な毎日を送ることになってしまうリスクもあります。間取り計画は設計の担当者の仕事ですが、人によっては優先順位が大きく違うため、自身でもしっかり確認することが重要です。今回は、そんな間取りを検討する上で考えるべきポイントをご紹介します。
間取り計画のポイント
採光
快適で省エネな住宅を実現するために重要なのは、昼間でも照明を使わずに光を取り入れることです。窓が南側にある部屋は日当りがよく、気持ちが良いですよね。しかし直接光が入りづらい部屋の場合でも、様々な工夫をすることで部屋の明るさを確保することができます。例えば吹抜けや中庭・坪庭等をつくることで光を通したり、北側の部屋の場合でも高い位置に天窓や小窓を設けることで自然光が入りやすくなります。また、窓の大きさも採光には関係が深く、大きな窓をつくればその分採光を確保できます。一方で外部からも視線が入りやすくなり、プライバシーに問題が生じる可能性があります。
通気
採光が確保できたら、次に重要なのは通風の確保です。特に暑い夏、日当りの良い家で快適に過ごすとなると、できるだけ風通しの良い空間をつくることが必要となります。風通しの良い家は省エネ効果も上がります。それでは風通しの良い家をつくるポイント何でしょうか。それは、何と言っても風の通り道を確保することです。風を上手く部屋へ取り入れるには、まず、対角の位置に同じ大きさの窓をおくことが必要です。風の通り抜ける２つの窓が近くにつくられていては、空気の滞留する場所ができてしまいます。また、窓の大きさが違うと、せっかく大きな窓をつくっても小さい方の窓を通りぬけられる風量しか確保できないことになってしまいます。上下方向にも風を通すために、窓の設置高さを変えることも有効な手段です。更に、窓は風の吹く方向を考慮して配置する必要があります。
温度
近年ではオープンスペースタイプの間取りも増え、吹抜けやリビング・ダイニング・キッチンが一つとなった広い空間も人気です。また、狭小地ではスキップフロアと呼ばれる、小上がりで構成された住宅も多数存在します。こういった住宅では、階段室に壁を設けず、部屋から部屋へと視線の通るつくりとなっている場合が多く見られます。開放的な住宅では、空調にも工夫が必要です。床暖房やシーリングファンを使い、温度管理をしっかり行いましょう。
動線
日々の生活を送る上で大切な動線。動線は、住む人により違うものでもあります。家族それぞれの一日を思い出し、具体的な動線をイメージしてみましょう。また、動線の中で特に重要なのは、家事動線です。炊事や掃除、洗濯等、様々な仕事を同時に行う上で使い勝手のよい動線とすることが必要です。
小坂建設では、女性一級建築士が、家事を中心とした生活導線に徹底的にこだわり設計しています。キッチン回りをはじめ、行き止まりのない自由な導線など、快適な日常と家族のふれあいを大切にした間取りをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。
収納量
家事動線同様、収納量も特に女性にとっては気になるポイントです。十分な収納量があれば、部屋に余分なものを置く必要がなくなり、より快適なスペースをつくることができます。掃除も簡単です。
収納量はもちろん多い方が良いですが、限られたスペースにおいて重要なのは、現在所有するものやこれから購入予定のものがどれだけあるか、またそれらがどこにあると使いやすかを確認し考えることです。持っているものが少ないのに収納ばかりたくさんつくってしまったのでは、空間がもったいないですよね。まずは現状を把握することから始めるのをお勧めします。
快適な暮らしと収納は密接な関係にあります。クローゼットやロフト・パントリーなど、効率的な収納を配することで、暮らしはより快適になります。小坂建設では、収納を快適な暮らしの重要なファクターとして捉え最適なプランをご提案します。お気軽にご相談ください。
階段
2階建以上の住宅では必ず必要となる、階段。ひとことに言っても、考え方も種類も様々です。これまでは玄関や廊下から2階へ上がる配置の階段が多く存在しましたが、最近ではリビング中央に階段を配置する「リビング階段」も増えています。「リビング階段」は、階段をリビングの一部とすることで空間を広く見せる効果があります。また、階段形状の種類としては、その名の通り直線形状の「直線階段」、L字型の「折れ階段」、コの字型の「折り返し階段」、そして「螺旋階段」等があります。スペースに余裕のない場合は「直線階段」や「螺旋階段」が有効ですが、安全性や施工時の搬入方法等検討が必要です。一方で「折り返し階段」は階段での事故を最小限に抑えられるメリットがありますが、比較的スペースが必要な形状です。環境等に合わせ、最適な配置や形状を選ぶことが重要となります。

以上、間取りを検討する上で重要なポイントをご紹介しました。
小坂建設では、経験豊富な一級建築士が上記のような専門的なご相談も随時承っています。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。

2017.08.17

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