先日、安食の住宅の建て替えを行いました。
成田からすぐの場所に位置する、自由設計による注文住宅です。
こちらは、住宅の平面プランです。1階は廊下がないので、効率的にスペースを使っているのが特徴です。広々とした6LDKの間取りとなっています。
また今回の住宅では、長期優良住宅の認定を受けており、耐震性能の等級及び断熱等級は最高ランクに認定されました。当社では、1級建築士が3名在籍するため、耐震はもちろん、性能・デザインのご相談も、いつでもお受けできます。専任の設計士による設計図・プラン図の変更は、もちろん追加費用はかかりません。ご納得いくまで、何度でも変更が可能です。
今回の物件では、長期優良住宅として認定を受けました。それでは、長期優良住宅とはどういったものでしょうか。今回は、その概要をご紹介します。
「数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること」とされ、構造躯体が少なくとも100年継続使用するための措置が講じられています。
例えば木造の場合、劣化対策等級3相当に加え、床下及び床下及び小屋裏の点検口を設置することや、床下空間に330mm以上の有効高さを確保する必要があります。劣化対策等級3の評価方法としては、例えば、外壁の軸組等、土台の防腐・防蟻措置や床下の防湿・換気措置等、その他数項目に及ぶ対策が必要となります。
極めてまれに発生する大規模な地震に対しても、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ることとされています。性能評価の耐震等級2に相当し、具体的には壁量の確保や耐力壁線間の距離、床組や接合部の強さ等に細かく基準が規定されています。
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備の維持管理がしやすいことが必要とされています。給排水管などの清掃や点検・補修・更新等が容易に行えることが求められます。
共同住宅(マンション)・長屋のみに適用される基準です。ライフスタイルの変化に合わせ、間取りの変更が容易にできるかどうかを規定されています。
少子高齢化の進む中、将来バリアフリーのための改修に対応できるかどうかが規定されています。具体的には、廊下、階段、エレベーターのスペース等が十分に広さを確保できるかどうか等が問われます。
必要な断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていることが規定され、省エネルギー対策等級4に相当するかどうかが問われます。具体的には、規定される断熱構造とする部位への対応や、躯体、開口部の断熱性能、結露の発生を防止する対策等が必要となります。
地域の景観形成への配慮がされていることが問われます。地域の街並に調和する建築とする必要があります。
良好な居住水準を確保するため、必要な面積がとられているか問われます。具体的には、戸建てでは75米平以上、共同住宅では55平米以上、また少なくとも1つの階は40平米以上が必要となります。
定期点検、補修の計画がつくられていることが必要です。また、少なくとも10年毎に点検を行う必要があります。
このように、長期優良住宅の認定を受けるには、様々な条件があります。認定を受けることで、長期的に良好な状態で住宅を使用できる他、各種の減税効果もあります。ただし、申請に時間やコストがかかったり、完成後も定期的に点検が必要など、デメリットとなりうる要素もあるので、専門家に相談し、よく検討して受けるかどうか決めることが重要です
以上、安食の建て替え住宅のご紹介と共に、長期優良住宅についても少しご紹介しました。
小坂建設では、上記のような専門的なご相談も随時承っています。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください
2017.07.14