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【印旛郡栄町】住宅建て替え

先日、安食の住宅の建て替えを行いました。
成田からすぐの場所に位置する、自由設計による注文住宅です。

工事概要
金額:1000万円台(2000万円以下)(税別)
間取り:6LDK
性能:長期優良住宅
外観
  • ビフォアー外観
    建て替え前の敷地の様子です。2方向を道路に囲まれた角地です。
  • アフター外観
    工建て替え後の様子です。
    外壁はあたたかみのあるベージュのタイルと白が基調となり、陽のあたるモダンで明るい外観に変身しました。
    木の少し深い茶色が印象的な、玄関のドアがポイントです。
ダイニングキッチン
  • アフターダイニングキッチン
    陽の光がよく入る、明るいダイニングキッチンです。
    ナチュラルな色合いのフローリングを使い、収納の化粧板やドア枠も同系色の木素材で揃えました。
    通常壁一面を食器棚とするところをカウンターのある収納とし、料理で手狭とならないよう配慮しました。
    また、カウンター下には炊飯器やホームベーカリー等を収納できる家電収納スペースを設けました。
    自由設計なので、こんなディテールにもこだわることができます。
キッチン
  • アフターキッチン
    キッチン前面の出窓部壁面は、白とベージュのモザイクタイルを使用し南仏風に仕上げることで、パネルだけでは単調になりがちなデザインを飽きさせないよう工夫しました。
    また窓も、通常の引き違い窓ではなく、内倒し窓と横滑り出し窓を組み合わせ4つ配置することで、内観だけでなく外観でもポイントとなるデザインとしました。
リビング
  • アフターリビング
    リビングからダイニングキッチンを見たところです。
  • アフターリビング
    ダイニングから続く、白とナチュラルなフローリングが優しい雰囲気のリビングです。窓は縦長のスリット窓で、外からの視線があまり気にならない上に、デザインのポイントにもなっています。
    合わせて縦型のブラインドを取り付け、光の調整も自由自在。正に機能とデザインの融合です。
寝室
  • アフター寝室
    2階に配置したベッドルームは、他の部屋とは少しテイストを変え、壁紙をシックな濃いめのブラウンカラーのストライプに。大人で上品な空間を演出しています。
間取り
  • 間取り1F
  • 間取り2F

こちらは、住宅の平面プランです。1階は廊下がないので、効率的にスペースを使っているのが特徴です。広々とした6LDKの間取りとなっています。
また今回の住宅では、長期優良住宅の認定を受けており、耐震性能の等級及び断熱等級は最高ランクに認定されました。当社では、1級建築士が3名在籍するため、耐震はもちろん、性能・デザインのご相談も、いつでもお受けできます。専任の設計士による設計図・プラン図の変更は、もちろん追加費用はかかりません。ご納得いくまで、何度でも変更が可能です。

長期優良住宅について

今回の物件では、長期優良住宅として認定を受けました。それでは、長期優良住宅とはどういったものでしょうか。今回は、その概要をご紹介します。

長期優良住宅とは
平成21年(2009年)6月に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき、住宅を長期に渡り良好な状態を保ち使い続けるために、基準を満たした住宅のことです。住宅の解体等に伴う廃棄物の排出を抑制し、環境への負荷を軽くすることを目的とします。また、同時に建て替えのための経費を削減し、住む人の負担を減らす目的もあります。
長期優良住宅の認定
長期優良住宅として認定を受けるには、決められた手続きを行う必要があります。まずは、後述する認定の条件を満たす建築計画をつくり、規程の様式を使った申請を作成し、性能評価機関へ申請します。そこで適合証を取得した後、所定行政庁へ建築計画と維持保全計画を申請する流れが基本です。
認定の条件
認定の条件には、下記の項目があります。
  1. 劣化対策

    「数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること」とされ、構造躯体が少なくとも100年継続使用するための措置が講じられています。
    例えば木造の場合、劣化対策等級3相当に加え、床下及び床下及び小屋裏の点検口を設置することや、床下空間に330mm以上の有効高さを確保する必要があります。劣化対策等級3の評価方法としては、例えば、外壁の軸組等、土台の防腐・防蟻措置や床下の防湿・換気措置等、その他数項目に及ぶ対策が必要となります。

  2. 耐震性

    極めてまれに発生する大規模な地震に対しても、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ることとされています。性能評価の耐震等級2に相当し、具体的には壁量の確保や耐力壁線間の距離、床組や接合部の強さ等に細かく基準が規定されています。

  3. 維持管理・更新の容易性

    構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備の維持管理がしやすいことが必要とされています。給排水管などの清掃や点検・補修・更新等が容易に行えることが求められます。

  4. 可変性

    共同住宅(マンション)・長屋のみに適用される基準です。ライフスタイルの変化に合わせ、間取りの変更が容易にできるかどうかを規定されています。

  5. バリアフリー性

    少子高齢化の進む中、将来バリアフリーのための改修に対応できるかどうかが規定されています。具体的には、廊下、階段、エレベーターのスペース等が十分に広さを確保できるかどうか等が問われます。

  6. 省エネルギー性

    必要な断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていることが規定され、省エネルギー対策等級4に相当するかどうかが問われます。具体的には、規定される断熱構造とする部位への対応や、躯体、開口部の断熱性能、結露の発生を防止する対策等が必要となります。

  7. 居住環境

    地域の景観形成への配慮がされていることが問われます。地域の街並に調和する建築とする必要があります。

  8. 住戸面積

    良好な居住水準を確保するため、必要な面積がとられているか問われます。具体的には、戸建てでは75米平以上、共同住宅では55平米以上、また少なくとも1つの階は40平米以上が必要となります。

  9. 維持保全計画

    定期点検、補修の計画がつくられていることが必要です。また、少なくとも10年毎に点検を行う必要があります。

このように、長期優良住宅の認定を受けるには、様々な条件があります。認定を受けることで、長期的に良好な状態で住宅を使用できる他、各種の減税効果もあります。ただし、申請に時間やコストがかかったり、完成後も定期的に点検が必要など、デメリットとなりうる要素もあるので、専門家に相談し、よく検討して受けるかどうか決めることが重要です

以上、安食の建て替え住宅のご紹介と共に、長期優良住宅についても少しご紹介しました。
小坂建設では、上記のような専門的なご相談も随時承っています。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください

2017.07.14