ブログBlog

どう考える?子供部屋計画

photo
一言にいっても、どんな形で設けるのか悩みの尽きない子供部屋。
設置する位置や大きさなど、実は考えることも多く奥が深いのも特徴です。
そもそも子供に自分の部屋を持たせるのは心配!というご両親もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩み多き子供部屋計画の知識についてご紹介します。
子供部屋をつくるメリットデメリット
まずはそもそも子供部屋は必要かどうか、ということをよく家族で話し合うと良いでしょう。
まだ子供が小さい頃は独立したスペースは必要ないと思いますが、子供が成長すると一人で何かを集中して行う時間ができるようになります。
そういった時に、リビングやダイニングなどテレビを見ることができたり、家族の話し声が耳に入る場所でしか作業できない環境だと、子供が集中して勉強や宿題に打ち込むことができなくなる可能性があります。
そんな時に子供自身の部屋があると、勉強は非常にしやすくなります。
子供部屋をつくるメリットは、このように子供が集中して作業できるスペースを確保できることが一番大きく、また子供のプライベートを尊重できるという利点もあります。
一方でデメリットとしては、やはり親の目の届かない場所ができてしまうため、様子を把握するのが難しくなることです。
ただしこれは子供部屋のつくり方やルールなどによりある程度解決することができます。
例えば間仕切りを使い音や気配を外から感じられるような簡易的な子供部屋としたり、扉を閉めても内窓の工夫により中の様子を伺うことができるつくりにするといった方法があります。

子供部屋の考え方
子供部屋をつくることが決まったら、具体的にどんなスペースとしたいかを考えます。
子供部屋を計画する上で気をつけるべきポイントを挙げてみます。

独立した部屋か、オープンスペースか
子供部屋を一つの独立した部屋とするのに抵抗がある場合は、リビングやダイニングなどの一部を子供スペースとしてつくることも可能です。
ダイニングテーブルの延長や壁面の一部にデスクを設け、作業できる形につくります。
この場合の弊害は、子供が作業に集中できない可能性があることです。
オーブンスペースであってもパーテーションで仕切れるようにする等の工夫をすると良いでしょう。
また、子供が小学生以上の場合学習用具も増えるため、専用の収納をつくる必要もあります。
また、家族共用の学習部屋を設けるのも一つの手です。
子供部屋の大きさ、位置
子供部屋の大きさは、どこまでの機能を含めるかによります。
例えば寝るだけのためのベッドスペースとして子供部屋を設けるのであれば、ベッドの置ける最小限のスペースで収まります。
一方、勉強をしたりプレイルームとしての機能も備えるのであれば、デスクや収納等を配置できるだけのスペースが必要となります。
ベッドやデスク・本棚を置いた標準的な広さは、6畳といわれています。
また子供部屋の位置を決める際は、子供部屋への動線が重要です。
玄関から入り廊下からそのまま子供部屋へ繋がる動線としてしまうと、家族の誰とも顔を合わすことなく部屋へ入ることができてしまい、子供が大きくなった際に家族とのコミュニケーションがなくなってしまう可能性があります。
子供部屋へ行くには必ずリビングを通る動線とするなど、工夫をすると良いでしょう。
子供部屋の将来計画
子供は日々成長しています。それに合わせ、子供部屋自体の使い方も変化していきます。
小さい頃は衣服も折りたたんで収納していたのが、制服を着るようになるとハンガーにかけるようになったり、部活等で使用する道具の収納スペースが必要になったりと、収納の量だけでなく収納方法にも変化があります。
こういった変化に対応できるように、子供部屋はできるだけ柔軟なつくりにしておくことがおすすめです。
子供部屋の例
時代の変化と共にライフスタイルも変わり、子供部屋のつくりも多様化しています。
ここでは、様々なタイプの子供部屋の例をご紹介します。

ロフト
独立した子供部屋をつくるのは少し心配…。
そんな方には、ロフトを子供部屋にするのがおすすめです。
リビング等家族の集まる場所にロフトを設け子供部屋とすれば、いつも子供の様子を見ておくことができます。
ロフトを活用する場合は、空気が溜まりやすいので換気対策が重要です。
子供が大きくなり子供部屋として使わなくなった場合は物置やライブラリースペースとして使うこともできます。
子供部屋に室内窓を設置する
子供にはしっかり独立した部屋を持たせたい、だけどやっぱり中の様子が全くわからないのは不安、という方におすすめなのは、室内窓を設置することです。
リビングやダイニングなどの隣に子供部屋を設け、間の壁に窓を付ければ、扉を閉めていても中の様子を伺うことができます。
なるべくプライバシーを保ちたい場合は窓に磨りガラス等を使い、はっきりと見えないようにするのも手です。
広々としたオープンスペースを仕切って
将来のことを最も考えてつくるなら、個室をいくつもつくるよりも、1つの大きなスペースを可動間仕切りで仕切り、子供スペースをつくることがおすすめです。
この方法なら子供が増えた場合もそれぞれのスペースをつくることが容易です。
また棚や2段ベッド等の家具で空間を仕切るのも、スペースを有効活用する手段の一つです。
もちろん子供が独立してからも、仕切りのない大きな一つの空間として使うことができるので、活用の幅が広がります。

いかがでしたか?以上、子供部屋計画についてご紹介しました。
小坂建設では、経験豊富なプランナーや一級建築士が様々なご相談に丁寧にお応えします。
酒々井町・成田市・佐倉市で建て替えや注文住宅、リフォームをお考えの方は、是非お気軽にご相談ください。

2018.06.15